ニュース 社会 作成日:2013年11月14日_記事番号:T00046990
台北市と新北市をまたぐ台北大橋を通るバイク専用道路から一般道へ降りたところにある交差点は、毎朝ラッシュ時にはバイクがすし詰め状態となることで知られる。その交差点の横断歩道に12日午前8時、一組の中年男女が現れたかと思うと、男性が突然ひざまづき、女性に花束を差し出した。さらに男性が何やら告げ、女性が恥ずかしそうにうなずくと、2人は逃げるように去っていった。
実はこの男女、新北市に住む林士傑さん(40歳)と高瑜菁さん(38歳)は、結婚15年で3人の子どもを持つ夫婦。夫の林さんは妻の高さんに対し、結婚生活が長くなるにつれて当初の恋愛感情が薄れてきていると感じていた。
そこで林さんは、あの燃えるような愛情を抱いていた結婚当初の気持ちをよみがえらせるため、プロポーズから披露宴、ハネムーンをもう一度をやり直してみようと決意した。
その後、プロポーズの場面を写真に収めるため、カメラマンを生業とする義兄に相談。最初は台北都市交通システム(MRT)の西門駅で決行しようと考えていたが、「大勢のライダーに証人になってもらえるし、赤信号の時間は99秒でプロポーズには十分」との義兄の提案を受け入れて台北大橋下の交差点に決めた。
そしていざ決行となったわけだが、午前8時はラッシュのピークに当たり、あふれんばかりのバイクの集団に圧倒され、林さんは足がすくむほど緊張したそうだ。しかし横を見るとそこには林さんよりもさらに緊張した面持ちの妻、高さんの顔があった。
結果、急いで横断歩道の中央まで進み、跪いて「もう一度結婚してくれるかい?」とプロポーズした林さんは、高さんがうなずいて承諾するのを確認するや急いでその場を離れた。若干あわただしい二度目のプロポーズとなったが、2人は「また新しい思い出ができた」と満足そうだ。
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