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電子ペーパーの元太、Q3は黒字5億元


ニュース 電子 作成日:2013年11月14日_記事番号:T00047002

電子ペーパーの元太、Q3は黒字5億元

 電子ペーパー(EPD)の元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)が13日発表した第3四半期純利益は5億1,100万台湾元(約17億2,000万円)だった。広視野角FFSパネルの権利金など4億5,900万元の営業外利益が貢献した。ただ、中国工場での従業員不足を受けて液晶パネル出荷が予測を下回り、営業損益は2億2,800万元の赤字となった。同期売上高は47億3,200万元で前期比62%増、前年同期比38%減だった。14日付工商時報が報じた。

 陳彦松同社財務長は、従業員不足で10月売上高が20億2,800万元まで減少したと説明した。ただ、受注が11~12月に、出荷予定が来年1月へと後ろ倒しとなっているため、11月と第4四半期業績はどちらも成長が見込めると語った。

 なお同社傘下の韓国子会社、ハイディスは利益率の低い液晶パネル業務の割合を削減する事業見直しを経て、今年下半期は電子タグの出荷が大きく伸びている。また、EPDでもアマゾン・ドット・コムや楽天、ソニーなど顧客の分散化にも成功。各社とも年末商戦向けに新製品を準備しているため、元太への業績への貢献が期待される。