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食用油への銅クロロフィル使用、泰山と福寿実業でも判明


ニュース 食品 作成日:2013年11月14日_記事番号:T00047003

食用油への銅クロロフィル使用、泰山と福寿実業でも判明

 衛生福利部は13日、市販の食用油25種類を対象に着色剤「銅クロロフィル」含有の有無を調べたところ、オリーブオイル8種類、グレープシードオイル4種類から銅クロロフィルが検出されたと発表した。当局は毎日20種類のペースで検査を継続しており、さらに問題商品が見つかる可能性もある。14日付蘋果日報などが報じた。


福寿実業の台中港工場。洪堯昆董事長は、問題の製品を回収するとともに、輸入業者に賠償を求める考えを示した(13日=中央社)

 メーカー別では、これまでに明らかになっている大統長基食品廠、福懋油脂(フォルモサ・オイルシード・プロセッシング)、頂新国際集団以外に、新たに泰山企業、福寿実業の商品からも銅クロロフィルが検出された。事実上大手メーカーのほとんどで銅クロロフィルの使用が発覚した形で、業界ぐるみで違法使用が行われていたことになる。

 泰山企業はグレープシードオイル2種、(DOMINGO進口純葡萄籽油、健康好理由100%葡萄籽油)、福寿実業はグレープシードオイル1種(大自然葡萄籽油)から銅クロロフィルが検出された。福寿実業は原料について14日、自社でスペインから輸入した以外に統一企業(ユニ・プレジデント)から調達し、大統からは購入していないと強調した。

 問題が指摘されたメーカーについては、食品衛生管理法違反で罰金300万台湾元(約1,000万円)の処分を下すとともに、詐欺罪で刑事告発する方針だ。