ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾アナログIC業界、モバイルデバイス参入に壁


ニュース 電子 作成日:2013年11月14日_記事番号:T00047010

台湾アナログIC業界、モバイルデバイス参入に壁

 台湾アナログIC業界は、世界的なパソコン需要の冷え込みに伴い、モバイルデバイス商機を目指しているが、技術的なボトルネックに直面している上、欧米大手や中国メーカーに押され、来年はさらに厳しい状況に立たされる見通しだ。14日付電子時報が報じた。

 台湾のアナログICメーカーは過去、新たな顧客や新製品を受けられないほど受託生産メーカーからの受注が旺盛だったため、シェア拡大を優先して技術のアップグレードを先送りしてきた。

 その結果、台湾メーカーの業界シェアは20%まで急速に拡大したものの、現在需要が高まるスマートフォンやタブレット型PC向け新技術の研究開発(R&D)にリソースを投じてきた海外の大手にかなわない。台湾メーカーの主力は依然、PCや液晶テレビ、パネルなど成熟市場向け電源管理ICソリューションにとどまっている。

 中国のアナログICメーカーは高い価格競争力で中国市場商機に全力を挙げており、台湾メーカーにとって大きな脅威となっている。