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ガンビア、台湾との断交を宣言


ニュース 政治 作成日:2013年11月15日_記事番号:T00047016

ガンビア、台湾との断交を宣言

 西アフリカ、ガンビア共和国のヤヒヤ・ジャメ大統領は15日、「国家の戦略的利益」を考慮し、台湾との外交関係を即時断つと宣言する声明を発表した。馬英九総統が2008年の就任以降進めてきた、中国と国家としての承認国数を争わない「外交休兵」政策開始以降、正式な外交関係のある国が台湾と断交したのは初めて。これにより中華民国を国家として承認する国は22カ国となった。中央社電などが報じた。


外交部を訪れたアルハジ・エブリマ・ジャロウ駐台ガンビア大使(後ろ左)。メディアにコメントすることはなかった(15日=中央社)

 ガンビアの断交宣言を受けて外交部の柯森耀次長は会見を開き、「大変遺憾だ」と述べたが、今後の外交方針には影響しないと強調した。

 なお林郁方立法委員(国民党)は一方的な断交について、「縮小した台湾からの援助額を引き上げることが目的だ」と指摘。これに台湾が応じて国交を回復した場合、他の友好国が同様の行為に出る可能性があるため慎重な対応が必要だとの考えを示した。

 ガンビアには昨年4月に馬総統が同国を訪問、今月6日には台湾からフェリーのエンジン4基などが援助として提供されたばかりだった。