ニュース 社会 作成日:2013年11月19日_記事番号:T00047070
桃園県にある百貨店、太平洋崇光百貨(太平洋そごう百貨)中レキ(レキは土へんに歴)店で13日深夜、仕事を終えて帰宅しようとした女性店員がビルを出たところで、バイクに乗った男から顔に赤いペンキを浴びせられるという事件が発生した。警察が捜査した結果、百貨店の店員同士のし烈な売り上げ争いが事件の背景にあったことが判明した。
被害女性の証言や通行人が目撃したナンバー、監視カメラの映像を基に、警察がバイクに乗った男の割り出しを進めた結果、被害女性と共に百貨店内の宝飾品カウンターで販売員を務める同僚女性の弟が犯人として浮上した。
その後、警察の取り調べに対しこの男は、姉の指示を受けて犯行に及んだと供述した。男の姉と被害者女性は5年ほど前から同じ職場で働いており、2人は日ごろから業績を競って客を奪い合うなど対立を深めていたようだ。
弟は姉からたびたび「業績で負けてばかにされた」などと聞かされていたそうで、犯行前日も被害女性と言い争いになったという姉が怒りを抑えきれず、弟に犯行を指示したという。
犯行当時、弟はマスクを付けており、相手にペンキを浴びせた後、猛スピードで現場から逃走。迎えに来ていた被害女性の恋人が車で追跡したが見失ってしまった。
しかし、被害女性は顔にペンキをかけられながらも冷静に犯人の姿を確認しており、体格などがかつて職場に弁当を届けに来た同僚の弟に似ていると気づいたという。結局、この証言でスピード逮捕につながった。弟は傷害、姉も犯罪を教唆した容疑で送検された。
なお事件発生後、太平洋そごうは2人の務める宝飾品業者に対し、両者とも中レキ店から異動させ、別々の職場に配置するよう求めたという。
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