ニュース 社会 作成日:2013年11月20日_記事番号:T00047094
花蓮市公正街は、「公正包子店」「周家蒸餃」といった小籠包・ギョウザの老舗店や、伝統的な雑貨店が軒を連ねる古い町並みで知られ、多くの人が訪れる観光スポットとなっている。しかし昨年、花蓮市が「環境改善工事」と称して道路に花崗岩の板を敷き詰めたところ、表面がツルツルで滑りやすくなり、雨の日にはバイクの転倒が頻発するようになった。商店などから改善を求める声が上がっている。
公正商店街の代表を務める欧泉東さんは、「昨年10月に石板の敷設が完了したばかりのころは特に事故などは起きなかったが、ここ数カ月は雨が降るたびにバイクが次々と転倒するようになった」と指摘。多い時は1日に5人のドライバーを助け起こしたことがあるという。
ほかの商店経営者からも「危険だ」との声が上がっており、市に改善を要求しているが現在のところ対策は講じられておらず、不満が高まっている。
花蓮市公所建設課の馮献毅課長によると、公正商圏の「花崗岩道路」(全長約80メートル)は、商店側から隣接する「旧鉄道商圏」と同様に石板を敷いてほしいとの要望があったが、材料が調達できなかったため花崗岩での舗装になったという。
また、この道路の表面には当初、滑り止めのための溝が彫り込まれていたが、車やバイクの通行により摩耗が進み、水で濡れるとバイクなどがスリップしやすくなっているそうだ。これまで2度ほど溝の彫り直しを行ったものの効果は小さいため、今後は「歩行者専用道路」にするか、改めて工事を施し、滑りにくい道路にすることになると語った。
なお、道路には長方形の石版が縦方向に並べて敷き詰められており、その写真を見た専門家は「プロの仕事とは思えない」とため息、滑りにくくするためには、石版を横向きまたは不規則な向きに並べるべきだと指摘した。
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