ニュース 電子 作成日:2013年11月20日_記事番号:T00047114
20日付電子時報によると、モバイルデバイス市場で競争が激化し、価格も急速な下落を見せる中、アップルは利益の確保に向け、これまで受託メーカーが掌握してきた部品調達権を回収しているもようで、台湾メーカーにとって懸念材料となっている。
アップルは部品の調達先を分散させてリスクを低減するとともに、部品メーカーに価格を競わせることで利益の拡大を狙っているとみられる。
これまでアップル製品の組み立てを受託するメーカーは、部品や材料の調達も請け負っており、受託業務と調達業務の両方で利益を確保してきた。こうした中、調達権が回収された場合、受託メーカーの利益は縮小することになるため、一部では受託価格引き上げについてアップルと交渉を行っているようだ。
なおアップルは要求の大部分を受け入れる方針とされ、受託メーカーは受託業務の利益が3〜5%増加する見通しだ。ただ、ブランドメーカーは今後、引き続き受託価格の引き下げを要求すると考えられるため、今回の動きは台湾メーカーの長期的経営にとってマイナスに働く可能性がある。
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