ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

百貨店、07年は全体的に不調


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年1月2日_記事番号:T00004712

百貨店、07年は全体的に不調

 
 2006年下半期の不景気の影響が続いた結果、07年の百貨店小売業は全般的に不調だった。12月30日付工商時報が報じた。

 まず新竹風城購物中心(ウインダンス)が営業を中止。中友百貨は一部の従業員に無給休暇を言い渡した。さらに衣蝶百貨(イデー)所属する力覇グループで大規模な横領事件が起き、中興百貨は財務危機に陥り身売話も出た。そごう復興館や統一阪急百貨など新規出店もあったが、不景気には勝てず、百貨協会の統計によると市場全体の規模は4%縮小し、特に創業祭シーズンの12月は15%の大幅な落ち込みを見せた。

 また、年末には日本最大の小売りグループ、イオングループ傘下のジャスコが、中和店を閉店し台湾からの撤退を決めた。

 来年大立百貨との提携が満期を迎える伊勢丹も台湾から撤退し、大立が計画している2号館も影響を受けるのではないかという観測も出ている。

 新光三越のパートナーである三越は昨年伊勢丹グループと合併し、今年4月には組織改編計画を実施する予定で、新光三越の組織形態に影響が出るかどうか、また、伊勢丹が台湾の経済情勢を再検討する中、新光三越の株式を所有し続けるかどうかなど先行きは不透明だ。