ニュース その他分野 作成日:2013年11月21日_記事番号:T00047125
経済部統計処が20日発表した10月の輸出受注は395億9,000万米ドルで過去2番目に高く、前年同月比3.2%増と4カ月連続プラス成長だった。欧米の景気回復、アップルのiPhone新機種人気が貢献した。21日付工商時報が報じた。
米国からの輸出受注は前年同月比9%増の105億8,000万米ドルで過去2番目に高く、久々に中国を上回り市場別で最高となった。林麗貞統計長は、携帯電話ブランド大手の新製品発売で受注が伸びており、米国景気の回復がうかがえると指摘した。
欧州は73億3,000万米ドルで同7.6%増と3カ月連続で成長した。林統計長は、欧州債務危機の影響が薄れ、携帯電話やタブレット型パソコン販売などが市場に活気を与えていると分析した。
中国は同3.2%増の96億9,000万米ドルだった。iPhone人気で部品が伸びた。液晶パネルなど精密機器は同13.6%減だった。
一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国は同5.3%減の40億7,000万米ドル、日本は同1.6%減の35億9,000万米ドルとマイナス成長が続いた。
パネルなど、2桁マイナス続く
製品別では、携帯電話受注が舞い込み、電子製品は同10.7%増の99億1,000万米ドルで過去最高、情報通信製品が同8.3%増の106億6,000万米ドルと過去3番目に高かった。
一方、精密機器が28億5,000万米ドルで同13.5%減と、3カ月連続で2桁のマイナス成長だった。経済部は、液晶パネルの主な受注先、中国が自国のパネル産業に力を入れ始めたこと、および中国政府が省エネ家電購入補助制度を5月末に終了したことでパネルが供給過剰となり、オファー価格が下落していることを理由に挙げた。
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