ニュース 電子 作成日:2013年11月21日_記事番号:T00047140
中央社などが日本の報道を基に報じたところによると、鴻海精密工業とシャープは中国市場向けスマートフォンの共同開発を断念した他、鴻海が四川省成都市に建設を計画している液晶パネル工場へのシャープによる先進技術供与も見送る。シャープはコメントを控えている。
報道によると、両社は昨年6月、中国市場向けスマートフォンの共同開発で合意し、シャープブランドで発売した。しかし同年9月から尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)問題で日中関係が悪化し、中国で日本製品の不買運動が起きたため生産を停止した。
また、鴻海の成都パネル工場に対する技術供与で、シャープは数百億円の技術料を得るはずだったが、工場の建設計画自体が進まず、技術者の派遣を取りやめた。
これにより両社の提携関係は、堺ディスプレイプロダクト(SDP)第10世代工場だけとなった。
両社は昨年3月に資本提携で合意し、鴻海がシャープに670億円を出資することになっていたが、条件見直し交渉がまとまらず、払い込みがないまま今年3月末の期限を迎えた。
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