ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は20日中国深圳市で、世界で初めて８個のコアが同時稼働するスマートフォン向けオクタコア（８コア）プロセッサー「ＭＴ6592」を発表した。搭載機種は年末から来年第１四半期にかけて相次いで発売される見通しだ。21日付蘋果日報が報じた。
メディアテックは、マルチコア化でスマートフォンは今後５～6.5インチの大画面が主流となると予測した（同社リリースより）
謝清江総経理は、８コア製品は４コアより成功し市場をけん引すると述べ、中国の携帯電話メーカーと提携してミドル～ハイエンド市場のシェアを拡大すると自信を示した。
市場観測によると、ＭＴ6592は聯想集団（レノボ）、華為技術（ファーウェイ）、酷派（クールパッド）などが搭載機種を発売する予定で、北京小米科技、ソニーも採用する可能性がある。インドのインテックス・テクノロジーズは同日、採用することを発表した。
証券会社は、８コア製品は来年の同社スマートフォン向け出荷の10～15％を占めると予測した。
