ニュース 社会 作成日:2013年11月22日_記事番号:T00047150
財団法人環保媽媽環境保護基金会は21日、同団体が毎年行っている路上のごみ、街頭に貼られたビラやポスターの多さなどを基準にした環境調査の結果を発表し、雲林県麦寮郷が昨年に続き「台湾で最も美しくない郷・鎮(町村に相当)」に選ばれた。
調査はまず、各地域の空き地、排水溝、草むら、住宅の前などに廃棄されたタイヤやバイク、たばこの吸殻などのごみが捨てられているかどうか、違法なビラやポスターが張られていないかを調査。その後、各自治体に改善を促した上で再調査を実施し、▽極めて改善が望まれる▽改善が望まれる▽普通▽優▽特優──の5段階評価を行った。
その結果、麦寮郷を含め7郷・鎮が「極めて改善が望まれる」との評価を受けたが、そのうち4郷・鎮が雲林県だった。
麦寮郷については、「排水溝が黒く汚れ、空き地にはごみ袋や空き瓶、空き缶が捨てられており、ビラも至る所に見受けられた」と報告された。なお同郷は台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(通称六軽)が存在することで知られるが、報告書は「六軽に向かう豊安路と聯一道路が最も汚い」と指摘している。
この結果に麦寮郷の林松利郷長は「麦寮郷は雲林県の清潔度ランキングで2位で、地域住民がボランティアで毎日掃除をしている」と今回の結果に不満顔だ。
一方、台プラ六軽関係者も「2週間に一度は関係企業を含め100人以上を動員して地域の清掃活動を行っている」と説明。その上で「ポイ捨ては個人の生活水準や教育問題とも関連するため、地域企業の努力だけでは改善できず、政府の協力が必要だ」と訴えた。
なお、5直轄市のうち最も評価が低かったのは台中市で、全土で最も環境が悪い道路、鉄道駅はそれぞれ、屏東県枋山郷・屏鵝公路と嘉義県にある台湾鉄路(台鉄)水上駅が選ばれた。
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