航空機部品などを手掛ける漢翔航空工業（ＡＩＤＣ）は21日、ビジネスジェットの運航業務に参入すると発表した。機体はガルフストリーム・エアロスペース社の７人乗り「Astra Spx B58813」を使用し、料金は１時間当たり6,500米ドル。台湾域内の各空港のほか、▽香港▽マカオ▽ソウル▽シンガポール▽東京▽バンコク▽ホーチミン▽マニラ──などへの飛行が可能だ。22日付経済日報などが報じた。
同機は連続６時間の飛行が可能で、搭乗希望者は遅くとも２日前までの申請が必要だ（漢翔航空リリースより）
漢翔航空の劉介岑董事長によると、同社は2009年に交通部民用航空局（民航局）からビジネスジェットの運航許可を取得しており、これまで救急医療、遊覧飛行など向けにサービスを行ってきたが、今回ビジネスジェットの運航に本格参入することとなった。
なお、同社は経済部が100％を出資する公営企業だが、来年９月までに全株式の51％を売却し民営化を進め、上場を果たす計画だ。
