ニュース 石油・化学 作成日:2008年1月2日_記事番号:T00004716
和桐化学は12月28日、プラント建設が進まないことを理由に、国光石化科技に出資していた3%分の資本金を引き上げることを決定した。
国光石化は2005年3月、台湾中油(当時は中国石油)を大株主(出資比率43%)として、中油を中心に石油化学の上流、中流、下流を整備すべく設立された。
雲林県に1日当たりの加工能力30万バレルの精錬プラント、年産120万トンのナフサプラント、年産80万トンのパラキシレン(PX)など芳香族プラントなどの建設を計画していたが、環境アセスメントに手間取り進んでいない。
和桐は、同プラントが第2段階の環境評価を受けることが必至となり、計画がさらに遅れる見通しであることから、出資の撤回を決定した。
国光石光には、このほか、遠東集団、長春集団(CCPG)、中国人造繊維(CMFC)、富邦金融控股なども出資しており、和桐の出資引き揚げを機に負のドミノ現象が発生しないか懸念されている。
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