ニュース 社会 作成日:2013年11月25日_記事番号:T00047174
若いころ中国軍の諜報員として第二次世界大戦に参戦し、日本軍と戦った経験を持つ梁元明さん(93歳)は、数年前から自身の体験をブログに記録する作業を進め、今までに記した記録が300編にも上っている。これまで梁さんは戦争の話を子どもや孫たちに語ることはほとんどなかったが、ブログを読んだ孫は「祖父を誇りに想う」と語っている。
中国大陸での抗日戦や日本植民地時代の台湾における抗日運動の記録を伝え、犠牲者を顕彰することを目的として設立された「台北市感恩協進会」は24日、かつて抗日戦に参加した老兵が当時の体験を語る様子を記録した映像記録のコンテストを開催した。
梁さんも大学生の孫が携帯電話で撮影した動画でこのコンテストに参加。映像の中で梁さんは、23歳の時に諜報員としてマレーシアに赴任し、さらに潜水艦に乗り組んでいた際に日本軍の駆逐艦による攻撃を受けた際の恐怖を語った。
このほか4人の老兵がカメラに向かって自身の体験を物語った。
85歳の邢福岩さんは12歳の時に目撃した山東省の戦場で大刀を持った中国の部隊が日本軍と交戦する様子や、寄付により戦闘機を購入するため市民が街頭で募金を行う様子を語った。
15歳の時に兵士としてインドへ向かい、ラバの飼育を担当したという86歳の薛逢乙さんは当時、両親のことを思って布団の中で泣いたそうだ。
また13歳で兵士となって数々の戦闘に加わり同胞が残虐な方法で殺される場面を目撃したという88歳の魏祖志さんは、「今の若者はどうして日本が好きなどと言えるのか」と憤慨する。
一方、14歳で「南京大虐殺」に遭遇し、数百人の中国人が殺される場面を目にしたという90歳の胡偉さんは、「今は時代が変わった。日本人を許すべきだ」と語っている。
戦後68年がたった今、老兵たちの想いもさまざまなようだ。
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