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毒性化学物質管理法を改正、食の安全問題で


ニュース 石油・化学 作成日:2013年11月25日_記事番号:T00047188

毒性化学物質管理法を改正、食の安全問題で

 立法院は22日、毒性化学物質を許可なく輸入した場合、最高で200万台湾元(約690万円)の罰金を科すことを柱とする「毒性化学物質管理法」の改正案を可決した。23日付工商時報が伝えた。

 改正案はまた、毒性化学物質を人体への影響程度に応じて4種類に分類したほか、新たな化学物質を製造または輸入する場合、90日前までに監督機関への登録と認可取得を義務付ける。仮に化学物質が環境や人体の健康にリスクを与える場合には、リスク評価資料を提出しなければならない。

 今回の改正案は、今年5月に工業用原料の無水マレイン酸が食品用でんぷんに違法に使用されていた問題の発覚などを受け、急きょ取りまとめられた。同法と食品衛生管理法の強化により、毒性化学物質が食品製造現場に流れることを防ぐ狙いがある。