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10月の通貨供給量、M2が高い伸び【図】


ニュース 金融 作成日:2013年11月26日_記事番号:T00047211

10月の通貨供給量、M2が高い伸び【図】

 中央銀行が25日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は前年同期比5.99%と過去2年2カ月で最高となった。外資による資金の純流入が31億6,400万米ドルに達した流れを受けたもので、中銀が定めるM2伸び率の目標レンジ(2.5~6.5%)の上限に迫った。26日付工商時報が報じた。

 なお、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は同8.58%だった。

 今年の経済成長率が2%を下回ると予想される中、通貨供給量の伸び率が高過ぎるとの指摘も聞かれる。

 ただ、中銀関係者は「1~10月のM2伸び率が4.55%の水準にあるように、中銀は引き続き比較的緩和した金融環境を提供していく。市場に資金が不足すれば、投資と消費に影響が出かねない」と述べ、市中への資金供給を維持する立場を示唆した。