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TPVがQ3赤字、テレビ需要期を悲観視


ニュース 家電 作成日:2013年11月26日_記事番号:T00047217

TPVがQ3赤字、テレビ需要期を悲観視

 液晶テレビ、モニター受託生産大手、冠捷科技(TPVテクノロジー)が25日発表した第3四半期業績は、純損失4,600万米ドルと、赤字に再転落した。売上高は31億5,600万米ドルで前年同期比2.1%減だった。宣建生TPV総裁は、通常年末は液晶テレビ販売の需要期だが、今年は期待できないと述べた。26日付電子時報が報じた。

 宣総裁は、サプライチェーンで液晶テレビ、パネルの在庫が過剰なため、9月からテレビ価格を引き下げ、在庫消化を図ると同時に生産量を減らしていると語った。

 第3四半期の液晶テレビ出荷台数は400万台と、前年同期の390万台より増えたが、売上高は12億6,500万米ドルと同12.2%減少した。末端市場の価格競争が激化する中、機能の少ない低価格製品が消費者に好まれているためで、TPVの平均販売価格(ASP)も319.9米ドルと前年同期の365.3米ドルから下落した。一方、液晶モニター出荷台数は1,500万台と前年同期比2.4%増え、売上高は15億6,100万台と同4.4%増加した。平均販売価格も103.9米ドルと前年同期の102米ドルから上昇した。