韓国ＬＧエレクトロニクスが世界で初めて発売した、画面が内側に湾曲した55インチの曲面型ＯＬＥＤ（有機発光ダイオード）テレビが、今月30日に台北会場からスタートするＩＴ（情報技術）製品展示即売会「資訊月（ＩＴマンス）」で販売されることが明らかとなった。同製品は北米市場で約9,000米ドルで販売されているが、台湾での価格は未公表だ。26日付電子時報が報じた。
ＬＧの曲面型ＯＬＥＤテレビは人間の視野に最も適した形状を実現した他、厚さを４ミリメートルまで縮小した。
ただＯＬＥＤテレビは生産コスト、良品率、解像度の向上に依然ボトルネックを抱え、価格の引き下げが難しい状態で、現時点では価格競争力を備えた超高解像度の４Ｋ２Ｋ液晶テレビが優勢となっている。
なお台湾における４Ｋ２Ｋテレビ市場では現在、ソニーの製品、特に65インチが最も売れており、価格は21万台湾元（約72万円）となっているが、CHIMEI（チーメイ）や声宝（サンポ）、大同（TATUNG）といった地場ブランドは３万〜４万元の50インチ製品、10万元を切る65インチ製品を相次いで投入している。
