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女神の怒り?嘉義の村で死者相次ぐ


ニュース 社会 作成日:2013年11月28日_記事番号:T00047261

女神の怒り?嘉義の村で死者相次ぐ

 嘉義県北部の梅山郷双渓村で今年初め、土の中から道教の女神を意味する「后土」の文字が刻まれた1枚の石碑が発見され、とりあえず「土地公(土地を守る神様)」を祭る廟(びょう)に安置することとなった。しかし、その後、人口100人余りの小さな村でわずか4カ月の間に10人以上もの村人が相次ぎ死亡したため、この石碑が災いをもたらしているとのうわさで持ちきりとなった。

 今回、双渓村で見つかった石碑は長さ約60センチメートル、幅約30センチ、厚さ12センチほどで、100キログラムを超える重さがあり、100年以上前に作られたものと推定された。

 村人の1人、何勝巡さんによると、石碑が見つかって以来、1月から5月の間に5人の老人が老衰または病気で亡くなった他、40〜50代の健康だった村人が急に4人も死亡。さらに自動車事故で2人が亡くなった。そのうちの1人が何さんの兄嫁で、兄の運転する車が誤って谷底に転落したそうだ。

 相次ぐ凶事に村人たちは、石碑の扱いが悪かったため后土の怒りを買ったのではないかと思い至った。というのも后土は土地を司る女神で、土地公とその役割が重なっており、両神を同じ場所に安置するのは良くないというわけだ。

 そこで霊媒師に頼み、村の信仰の中心である正武宮の本尊「玄天上帝」におうかがいを立ててもらったところ、やはり「別の場所に廟を作って石碑を移し、お香を上げて供養すべし」とのお告げが下った。

 さっそく村人たちは計30万台湾元の資金を出し合って「后土祠」を作ることを決め、5月5日の完成を待って石碑を安置したところ、それから不吉な出来事はぱったりと起きなくなったという。