ニュース 電子 作成日:2013年11月28日_記事番号:T00047284
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)の劉詩亮財務長はこのほど、中国・福建省アモイ市の子会社、威鴻光学を一時閉鎖することを明らかにした。受注減少やTPK社内の組織再編が理由で、受注は他の生産拠点に割り当てる他、生産設備も移動する。威鴻光学はアップルのタブレット型パソコン「iPad」のカバーガラスを生産しているとみられる。28日付自由時報が報じた。
閉鎖に伴い退職する従業員に対し、威鴻光学が退職金支払いを渋り、一部従業員がデモを行ったとされるが、これについてTPKは「把握していない」とコメント。劉財務長は従業員は他の生産拠点へ配置転換するが、希望しない場合は退職金を支払うと説明した。
TPKはタッチパネル搭載ノートPCの浸透率が予想を下回ったことや、大口顧客のアップルが新製品に他社の技術を採用したことで受注が減少。年初から第3四半期末までに8,700人を解雇し、従業員を4万4,000人まで減らすなど組織再編を進めている。
同社は先日の業績説明会で第4四半期売上高は前期比15~20%の成長が見込めると楽観的な見方を示したが、証券会社は、営業利益率の2~3%減少などで赤字転落の可能性を指摘した。
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