ニュース 農林水産 作成日:2013年11月29日_記事番号:T00047295
「台湾アワビ」とも呼ばれる新北市貢寮区東北角の特産品、九孔(トコブシ)は、12年前にウイルス感染で生産量が激減したが、長年研究を重ね、このたび品種改良に成功した。生存率が2割から7割に上昇したことで、今年の生産量は前年の10倍以上の180トンに上る見通しだ。29日付蘋果日報が報じた。
東北角の海域での養殖が有名な九孔は、かつては年間輸出量が1,000トンに上ったが、2001年にウイルス感染の疑いで生存率が下がり、昨年は生産量が12~15トンまで落ち込んだ。
廖栄清・新北市政府農業局長は、養殖業者が日本、中国のトコブシと交配させ、温度変化に強く、ウイルス抵抗力が強い品種の開発に成功したと語った。貢寮区漁会(漁業組合)は、品種改良で東北部の水温にさらに適し、生産量の大幅増につながったと分析。また以前より肉厚になったという。
行政院農業委員会(農委会)漁業署は、生産量は増加したものの、台湾市場の需要が依然大きいため卸売価格は横ばいで、1台斤(約600グラム、30~35個)当たり500~600台湾元(約1,700~2,000円)と説明した。大型のものは同800元に上る。春節(旧正月、2014年は1月31日)に合わせ、来年1~2月には販促イベントを実施する予定だ。
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