ニュース 社会 作成日:2013年12月2日_記事番号:T00047317
台湾北海岸の景勝地、野柳地質公園(新北市万里区)にある、海水の浸食や風化によって女性の横顔のような形に削られた有名な奇岩「女王頭(クイーンズヘッド)」が崩落の危機に直面しており、専門家は「首が落ちるまで5年持たない」と予測している。こうした中、交通部観光局はこのほど、自然の摂理を尊重して「自然消滅」させるか、または科学技術を駆使して保存措置を講じるか、世論調査に基づいて決定する方針を固めた。2日付自由時報が報じた。
専門家は強い台風や震度3以上の地震が起れた場合、直ちに崩落する恐れがあると指摘している(2日=中央社)
女王頭は、昨年延べ269万人の入園者を記録した野柳地質公園のシンボル的存在だが、近年急速に風化が進んでおり、首の部分の周囲は2006年の144センチメートルから現在126センチまで縮小している。
観光局は現在、ナノテクノロジーを用い、薬剤を女王頭の首に吹きつけて内部に浸透させ、構造を強化する措置を検討、地元観光業界などから支持を得ている。
ただ人工的な方法で「延命」を図る処置に対し環境教育学者などから反対の声も上がっており、観光局は来年初めに電話調査、インターネット投票、地質公園の出口調査などの方式で世論調査を行い、対処方法を決める方針だ。
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