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中繊の新EGプラント、12月中に量産開始


ニュース 石油・化学 作成日:2013年12月2日_記事番号:T00047329

中繊の新EGプラント、12月中に量産開始

 中国人造繊維(CMFC、中繊)が30億台湾元(約100億円)を投じて新たに設置したエチレングリコール(EG)プラントが12月中に量産を開始する。これにより同社全体のEG年産能力は31万トンから51万トンに拡大、年産額は60億元以上の増加が見込まれる。2日付経済日報が報じた。

 中繊は現在、同社売上高の60%を占めるEGを高雄の自社プラントで年間13万トン生産するほか、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)との合弁、南中石化が保有する年産能力36万トンのうち出資率(50%)に応じて18万トン分の権利を保有する。

 なお中繊は、新プラントの稼働後、高雄プラントをバイオマスEGとバイオマス酸化エチレン(EO)の生産に全面転換すると説明。バイオマスEGは生産した全量が販売できる見込みだ。

 またバイオマスEOも低環境負荷プラスチックとしてトヨタ傘下のレクサスに供給する見通しとなっている他、ペットボトル原料として各国に輸出、さらに人が使用できるせっけんの界面活性剤生産用として傘下の磐亜(PACC)に供給する計画だ。