ニュース 電子 作成日:2013年12月2日_記事番号:T00047336
半導体業界の関係者によると、TSMCがプログラマブルロジックIC大手、米アルテラの受注をインテルから取り戻したもようだ。アルテラは今年初め、14ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)プロセス製品の発注先をTSMCからインテルに移していたが、インテルの同製品生産が順調に進んでいないことを受けて、このほどTSMCに20ナノ製品の追加発注を行ったという。2日付経済日報が報じた。
業界関係者はこの動きについて、TSMCが先端プロセスの開発競争で、ライバル他社へのリードを広げることに貢献すると評した。TSMCは1日、同観測についてコメントしなかった一方、「20ナノの生産経験によって16ナノの学習曲線を短縮する当社の方針は、ライバル企業よりも確実で信頼性が高い」と強調した。
証券会社によると、TSMCの20ナノ以下の先進プロセスの生産ラインは、アップル、クアルコム、ブロードコム、聯発科技(メディアテック)など大手顧客向けで逼迫(ひっぱく)した状態にあり、これにアルテラからの受注が加わるため満杯状態となることが予想される。TSMCは早ければ来年第2四半期より業績の大幅な伸びが期待できる。
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