ニュース 社会 作成日:2013年12月3日_記事番号:T00047340
台北都市交通システム(MRT)信義線が先月24日に開通したものの、米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」には信義線や各駅がまだ反映されていないことが分かった。信義線開通により、台北駅から乗り換えなしで有名グルメ街の永康街、大安森林公園、台北101や台北世界貿易中心(台北ワールドトレードセンター、TWTC)まで行けるようになった。スマートフォンでグーグルマップを確認する人が増えている上、台北市の観光情報センター、旅客服務中心の多くでもグーグルマップを使っている。このままでは迷子の観光客が続出するかもしれない。
グーグル台湾の提携パートナー、勤威国際科技(キングウェイテック)の林映帆マーケティング業務部経理は、早くからデータを準備し、本部に送ったが、検査・確認には通常3~6カ月かかると説明した。その上で、グーグルの仕事は厳格で、実際に開通するまでデータを受け付けないのだと明かした。
実はグーグルマップには、今年6月に開通した新荘線輔仁大学駅以西の延伸区間、丹鳳駅、迴龍駅も表示されていない。誠品生活松菸店などが入る台北市信義区の新観光スポット、松山文創園区の後方にできた道路は6月1日に菸廠路と名付けられたが、これもグーグルマップ上には存在しない。
便利なはずのグーグルマップの未更新に、市民からは不満の声が相次いでいる。とはいえ、道を尋ねれば、誰もが親身になって教えてくれるのが台湾の良いところ。人と人との触れ合いを促そうというグーグルの粋な計らいなのかもしれない。
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