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ビル外壁の剝落事故多発、台北市長が総点検指示


ニュース 建設 作成日:2013年12月4日_記事番号:T00047373

ビル外壁の剝落事故多発、台北市長が総点検指示

 台北市で過去半年間、ビルの外壁が剥がれて落下し、歩行者が負傷する事故が3件発生した状況を受け、郝龍斌台北市長は3日、市内の築30年を超える建築物約6万棟の総点検を指示した。4日付聯合報が報じた。

 台北市では今年5月、民権東路2段の「京華ビル」で、落下した外壁タイルの直撃を受けた10歳の少女が頭蓋骨骨折の重傷を負った。また民生東路と林森北路の交差点近くに位置する「幸運ビル」でも8月の補修工事中にタイルが落下し、通行人がけがをした他、工事が終わったばかりの今月1日にも再びタイルが剝落し、歩行者の頭を直撃した。

 郝市長は「当市は外国人旅行者の安全を保証できない」と強い不満を表明。古いビルの総点検を指示した。また、幸運ビルの所有者または使用者に対し30万台湾元(約100万円)の罰金を科し、警察局が過失傷害または公共危険罪の容疑で送検することになると表明した。

 このほか同市では、外壁に剝落の危険があるビルを通報した市民に対し、罰金(6万〜30万元)の半分を報奨金として提供する方針だ。