ニュース 石油・化学 作成日:2013年12月4日_記事番号:T00047378
市民団体の主婦聯盟消費生活合作社と食品調査団体「上下游新聞市集」がこのほど、「抗菌・防ダニ」効果をうたった洗濯洗剤35品目を対象に検査を行ったところ、台湾妙管家の「防蟎抗敏洗衣精」と「防蟎抗敏冷衣精」から農薬や清掃用洗剤などに使用される化学成分「ペルメトリン」が検出されたことが明らかとなった。3回行った検査で76.3ppm(ppmは100万分の1の濃度)、37.8ppm、44.6ppmのペルメトリンが検出された。これは農薬の残留基準0.05ppmの数十倍に当たる。4日付中国時報が報じた
台湾大学・公共衛生学系の呉焜裕教授によると、ペルメトリンは殺虫剤の一種で皮膚に接触するとアレルギー反応によりかゆみを感じることがあるという。また清華大学・化学系の凌永健教授は「ペルメトリンは一種の環境ホルモンで、問題の洗剤を長期間使用すれば内分泌系に影響が出る恐れがあるほか、排水により河川に影響を及ぼす可能性もある」と指摘している。
なお検査結果を受けて妙管家は即日、問題の商品を売り場から撤去し、購入者への返金を行うと表明した。
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