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「日本輸入食品の検査基準低い」、反核作家が警告


ニュース 食品 作成日:2013年12月4日_記事番号:T00047379

「日本輸入食品の検査基準低い」、反核作家が警告

 反原発の立場で知られる日本在住の女性作家、劉黎児氏は2日、インターネット上で日本から輸入される食品についての衛生福利部の統計資料を示し、東日本大震災から2年半近くたった今年7月でも緑茶から放射性物質セシウム134および137が1キログラム(kg)当たり合計100ベクレルを超えて検出されたと指摘。その上で台湾の検出基準である同370ベクレルは低過ぎると批判した。これに対し衛生福利部は3日、「検査結果はすべて基準を満たしている」とコメントした。4日付自由時報が報じた。

 劉氏は台湾政府の採用する370ベクレルという基準は、「1人当たり年間5ミリシーベルト(mSv)まで許容される」という過去の基準に基づいたものだが、現在では国際的に同1mSvまで引き下げられていると指摘。基準を厳格化をすべきだと訴えた。

 一方、衛生福利部は、ティーバッグの場合は茶を入れた後の濃度を想定しているため、基準は従来通り370ベクレルを維持しており、2012年4月以降は、乳児用食品および乳製品の基準値はセシウム134および137の合計で1kg当たり50ベクレル、その他食品で同100ベクレルに厳格化していると説明した。