ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

コンビニ4社が二審も勝訴、コーヒー価格カルテル裁判


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年12月5日_記事番号:T00047405

コンビニ4社が二審も勝訴、コーヒー価格カルテル裁判

 2011年に行った入れたてコーヒー価格一斉値上げがカルテルに当たるとして、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)から合計2,000万台湾元(約7,000万円)の罰金処分を受けたことに対し、コンビニエンスストア4社が不服申し立てをしていた裁判の控訴審で、台北高等行政法院は4日、再度コンビニ業者側の勝訴を言い渡した。一審では「4社が事前に値上げで合意していたことを証明できていない」として罰金処分の取り消しを求める判決を下していたが、二審でも同様の見解を維持した。5日付工商時報が報じた。

 11年10月4日に全家便利商店(台湾ファミリーマート)がコーヒー豆価格の上昇を理由に入れたてコーヒーの値上げを実施。これに他の3社が相次いで追随したことを受け、公平会は4社がカルテルを結んでいたと判断した。しかし裁判所は競合他社の値上げを受け、自社の利益を考慮して行った追随行為と見なした。

 公平会は判決を不服として上訴する方針だ。