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台湾初のペット用抗がん剤、台湾動薬が臨床試験へ


ニュース 医薬 作成日:2013年12月5日_記事番号:T00047409

台湾初のペット用抗がん剤、台湾動薬が臨床試験へ

 ペット用新薬開発の台湾動薬国際は、ペット用抗がん剤TD−B10が行政院農業委員会(農委会)に臨床試験を行うことを認可され、来年下半期には台湾当局に、2016年には海外で承認を申請する予定だと表明した。台湾初のペット用抗がん剤で、10億米ドル規模の世界市場を狙う。5日付工商時報が報じた。


陳建宏・台湾動薬董事長は、まず台湾で販売し、がんになったペットを救いたいと述べた(4日=中央社) 

 陳建宏・台湾動薬董事長は、TD−B10の適応症は肛門周囲腺腫で、来年初めに台湾大学など4校の獣医学部で臨床試験を行うと説明した。

 陳董事長は、現在世界で唯一のペット用抗がん剤、ファイザーのPalladia(パラディア、パレイディア)は試験で腫瘍の36%に進行を遅らせる効果が出たが、TD−B10はパイロット試験で11匹中10匹の腫瘍の面積が3割以上縮小したと指摘した。

 統計によると、米国のペット用医薬品市場は2007年の50億米ドルから11年に67億米ドルまで4年で34%拡大した。15年には92億5,000万米ドルとなり、4年で38%成長すると予測されている。