ニュース 社会 作成日:2013年12月6日_記事番号:T00047423
275年の歴史を持ち、観光名所ともなっている台北市の龍山寺は現在、背後に高い建物がなく晴れた日は青空や星空を背にして寺院が立つ光景を目にすることができる。しかし、この後方地に現在、15階建てのビル建設計画が持ち上がっており、同市都市設計審議委員は5日、「歴史的なタブーを犯すもの」と厳しく批判。一方、建設業者は、「既に契約をすべて終えており、これまで台北市は問題を指摘しなかった」と反論し、争議となっている。6日付自由時報が報じた。
問題のビル建設を予定しているのは栄曜建設で、龍山寺から約25メートル離れた場所に住宅・商用の複合ビル開発を計画している。なお同社は約20年前から土地買収を開始し、過去3度にわたり都市設計審議委員会での議論を行ってきたが、今回初めてビルの高さが問題となったという。
台北市都市発展局の辺泰明局長は、「建設業者は法に基づいて計画を申請しており、市としてはビルの高度を抑えて景観への影響を避けるよう提言することしかできない」と説明。ただ、都市設計審議委員で建築士の林志崧氏は「業者が現在の設計に固執するなら、審査期間は非常に長くなる」と警告している。
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