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食用油問題で不安感、10月商業景気「後退傾向」に【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年12月6日_記事番号:T00047433

食用油問題で不安感、10月商業景気「後退傾向」に【図】

 商業発展研究院(商研院、CDRI)が5日発表した10月の商業・サービス業の景気動向指数「商業服務業景気指標(ISI)」は前月比2ポイント下落の98ポイントとなり、景気信号が2カ月続いた「緑(安定)」から「黄青(後退傾向)」に転じた。6日付工商時報が報じた。

 商研院は、景気信号が「黃青」に転じた主因として、10月は景気回復力が鈍く、輸出が低迷したこと、食用油の成分不当表示問題が発覚したことを挙げた。

 同指標を構成する3項目のうち、「経営状況」は同2ポイント下落の97ポイントだった。食の安全問題で消費者が外食を控えたことや、巨大アヒルのオブジェクト「ラバーダック」人気の陰り、気温の低下で、台湾域内旅行が減少したことなどが影響した。

 一方、「労働力・賃金」は同1ポイント下落の101ポイント。「証券市場」は同1ポイント上昇の101ポイントだった。

 商研院は11月について、世界景気が徐々に回復し、輸出の押し上げにつながっているが、食の安全問題は依然尾を引いており、不透明な状況だと説明した。