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高雄・大社石化工業区で停電、メーカーの生産が一時ストップ


ニュース 石油・化学 作成日:2013年12月6日_記事番号:T00047438

高雄・大社石化工業区で停電、メーカーの生産が一時ストップ

 高雄市の大社石化工業区で4日夜、突発的な停電が発生し、▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル、GPPC)▽台橡(TSRC)▽中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)▽台湾聚合化学品(USI)▽中国人造繊維(CMFC、中繊)──といったメーカーで、生産が一時全面的に停止するなど影響が出ている。各社とも復旧を急いでいるが、被害総額は1億台湾元(約3億4,000万円)を超える見通しだ。6日付経済日報が報じた。

 観測によると、台橡の工場を通る高圧電線に何らかの液体がかかったことが停電の原因とみられる。電力供給が中断したのは3分程度。

 栄化のポリプロピレン(PP)工場、中繊のエチレングリコール(EG)工場は既に5日午前に稼働を再開、USIのポリエチレン(PE)工場、中石化のアクリロニトリル(AN)工場も同日午後には復旧した。

 一方、国喬のスチレンモノマー(SM)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)工場は現在も全面的に生産を停止しているほか、台橡のスチレン・ブタジエンゴム(SBR)工場も部分的な復旧にとどまっている。