魯肉飯（豚肉のそぼろかけご飯）が有名な飲食店、鬍鬚張（フォルモサ・チャン、日本名ひげちょう）など飲食チェーン各社が来年２～10％の賃上げを計画している。７日付工商時報が報じた。
鬍鬚張の賃上げ幅は３～５％の計画で、５年連続の引き上げとなる。張永昌董事長は６日、今年の売上高が11億台湾元（約38億円）となり、過去最高を更新する見通しだと述べた。
朝食店チェーン、麦味登（マイ・ウオーム・デイ）を傘下に擁する超秦集団（スーパーミルグループ）の卓元裕董事長は、過去数年は２～５％賃上げしており、来年も同水準になると見通しを示した。
ベーカリーの幾分甜（ハウ・スイート）を展開する藍海国際餐飲の許湘鋐董事長は、来年の５～10％賃上げを決議したと述べた。現在、従業員の確保が難しく、賃上げで離職を防ぐと説明した。同社は来年の売上高が15億～17億元と、前年比４～５割増の見通しだ。
ギョーザ店チェーンの八方雲集も賃上げを予定している。上げ幅は未定だが、ここ数年は３～５％だった。
