ＩＴ（情報技術）製品の展示即売会「資訊月（ＩＴマンス）」の台北開催は８日、９日間の期間中に過去最高の延べ94万人以上（昨年91万人）が入場し、華碩電脳（ＡＳＵＳ）が過去最高の２億台湾元（約７億円）を売り上げるなど、大盛況で幕を閉じた。会場は台北世界貿易中心（台北ワールドトレードセンター、ＴＷＴＣ）展覧１、３館。９日付経済日報などが報じた。
予想以上の人出は、週末の好天の他、都市交通システム（ＭＲＴ）信義線開通で台北101／世貿駅が最寄り駅に加わったことも大きな理由だ（８日＝中央社）
ＡＳＵＳによると、14、15インチのノートパソコンＸシリーズやタブレット型ＰＣにもなる１台２役の「Transformer Book T100」がよく売れた。タブレットＰＣのMeMO Pad、通話もできるFonepadも人気だった。
宏碁（エイサー）は全体の販売量が前年同期比１割増え、特にタブレットＰＣ「Ｗ510」は1,000台以上売れた。聯想集団（レノボ）は業績が同３割以上成長した。微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）のノートＰＣ販売は同２倍だった。
電子時報によると、最も売れたのは「Ｔ100」や「Ｗ510」などタブレットＰＣ兼ノートＰＣで、５日に売り切れた製品もあった。工商時報によると、最も注目されたのは３Ｄプリンター、曲面テレビ、ウエアラブルデバイス（装着型端末）の新製品だ。
