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07年新車販売台数、20年来最低


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年1月3日_記事番号:T00004748

07年新車販売台数、20年来最低


 交通部数拠所の統計によると、昨年の新車登録台数は、前年比約11%減少の32万6,800台で、過去20年で最低となった。2005年の51万6,000台からは4割近い減少となり、域内メーカー8社の中では、台湾本田が3割近い成長となった以外はすべて減少となった。3日付経済日報が報じた。

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 唯一販売台数10万台を超えたのは、トヨタ自動車の総代理店である和泰汽車(10万4,834台)のみで、2位の中華汽車工業を2倍以上リードした。シェアも32.1%を占め、一人勝ちの状態となった。

 昨年は自動車市場でも両極化(M字化)が進んだ。台朔汽車(フォルモサ・オートモービル)が乗用車生産からの撤退を決めたほか、シトロエン、シュコダなどの中低価格輸入車の代理店が相次いで代理権を放棄。域内生産の販売会社もメーカーも、販売拠点を減らしてコスト削減に努めた。一方、ベンツ、BMW、レクサスなどの高級輸入車はその勢力を伸ばした。

 今年の見通しについて、自動車ディーラーは、約1割の成長が期待できると楽観視している。裕隆集団の厳凱泰執行長(CEO)ら業界トップの多くが、3月の総統選挙の結果が今後の市場傾向を左右するとみている。