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宝島債の発行祝賀広告、「島内」表記に批判


ニュース 社会 作成日:2013年12月11日_記事番号:T00047508

宝島債の発行祝賀広告、「島内」表記に批判

 中国建設銀行が台湾でオフショア人民元建て債券(宝島債)を発行したことを祝う内容の全面広告が10日付の一部有力紙に掲載され、広告中に台湾を貶めると受け取れる表現があったことから、批判の声が上がっている。11日付自由時報が報じた。


台湾の有力紙1面に堂々と「島内」の文字が出たのは初めての事態だ(11日=YSN) 

 問題の広告には「中国建設銀行が『島内』で最大規模の宝島債を発行したことを祝賀する」との文字が躍っており、台湾を中国の一部の島と見なしたように受け取れる「島内」という表現があったことが問題視された。

 さらに広告には、台湾銀行、兆豊国際商業銀行、第一商業銀行、台湾土地銀行、華南商業銀行という政府系銀行5行が協賛しており、政府系銀行が「島内」という表現を受け入れたのは問題だとの指摘も出ている。

 5行は広告内容を事前には知らなかったと説明しているが、民進党立法院議員団の高志鵬幹事長は「背後の出資者が中国の政治目的の宣伝を図ろうとしたのではないか。監督機関は出資者を究明し処罰すべきだ」と主張した。