通信機器大手、アルカテル・ルーセントは10日、台湾にイノベーションセンターを設立すると発表した。米国、フランス、ブラジルに続く４カ所目で、アジア・太平洋地域では初めて。11日付工商時報などが報じた。
同社が台湾を選んだのは、情報通信技術（ＩＣＴ）産業が発展していることが主な理由で、地場企業との提携にも意欲を示した。
祝振軍アジア太平洋区戦略市場部総監は、同センターでは▽データセンター▽ウエアラブルデバイス（装着型端末）▽健康管理システム▽運輸通信システム──などの新製品開発に取り組むと説明した。新製品は台湾だけでなく、日中韓、ニュージーランドなどアジア・太平洋地域での展開も視野に入れる。
