ニュース 電子 作成日:2013年12月11日_記事番号:T00047530
IC設計世界最大手のクアルコムは10日、香港でサプライチェーン向け会合を開き、中国の第4世代(4G)移動通信規格である「TD−LTE方式」に対応した統合型チップ「スナップドラゴン401」を発表した。ただ、証券業界関係者は、中国市場では台湾のIC設計大手、メディアテックの優位は揺るがないとみている。11日付工商時報が伝えた。
JPモルガン・チェースの台湾地区担当リサーチ部門責任者、郭彦麟氏は「クアルコムに高額の権利金を支払う必要があるため、クアルコムとTD−LTE方式分野で契約した中国の携帯電話端末メーカーはまだない」と指摘した。
郭氏は「権利金の問題が解決できなければ、クアルコムがいくら性能が良いチップを開発しても、世界的な携帯電話端末メーカーが採用するだけで、中国メーカーの関心は高くないのではないか」と分析した。
郭氏はまた、メディアテックも早ければ来年6~7月にクアルコムに対抗し得る新製品を発売できるのではないかとの見方を示した。
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