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中台間の中継貨物、「便宜置籍船にも開放すべき」


ニュース 運輸 作成日:2013年12月12日_記事番号:T00047537

中台間の中継貨物、「便宜置籍船にも開放すべき」

 港湾運営会社、台湾港務公司の李泰興総経理はこのほど、現在中国および台湾籍の船舶に限って認められている中台間の中継貨物積載を、便宜置籍船にも開放すべきとの考えを示した。交通部航政司の陳天賜司長によると、台湾の商船は9割以上が便宜置籍船となっており、中台の港湾を経由する航路を運航する母船が中継貨物を積むことができるようになれば、貨物スペースの利用率向上に大きく貢献するとみられる。12日付工商時報が報じた。

 10日から3日間にわたり、台中市で「2013両岸海運論壇(フォーラム)」が開催される中、李総経理は、上海自由貿易試験区では既に中国資本の便宜置籍船が、同国沿海地域で中継貨物を搭載して上海港へ寄港することが認められており、両岸(中台)航路にも同様の措置を開放すべきだと語った。

 また中国・交通運輸部水運管理局の宋徳星局長は「現在、大陸(中国)は中台間を結ぶ国際航海船舶に対し、1度の申請で3〜6回の航海許可を出しているが、来年からは1度の申請で1年分を発給する」と表明した。