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聯発科技、部品調達トラブルで出荷伸び悩み


ニュース 電子 作成日:2008年1月3日_記事番号:T00004754

聯発科技、部品調達トラブルで出荷伸び悩み

 
 IC設計大手の聯発科技(メディアテック)は、昨年10~12月期に主要部品のパワーアンプの調達不足で、携帯電話用ベースバンドチップの出荷伸び率が5~7%にとどまり、当初予測の9%を下回る見通しとなった。同社は既に売り上げ予測を25%下方修正しており、株価も昨年10月の600台湾元前後(約2,000円)から400元前後まで値下がりしている。3日付工商時報が伝えた。

 パワーアンプの調達トラブルは11月末に解決したものの、12月には中国の携帯電話メーカーの在庫調整に押され、出荷が伸び悩んだ。

 こうした中、ライバルの中国企業、展訊通信(スプレッドトラム)は、聯発科技の出荷減分を取り込む形で、昨年10~12月期の売上高が前年同期比22%増と好業績を残した。同社は聯発科技の主要顧客である携帯電話メーカー、夏新電子(アモイ)とも戦略提携した。

 業界では中国のベースバンドチップ市場で、展訊のシェアが20%に達し、聯発科技のシェアは50%を割り込んだとの観測が出ている。