ニュース 社会 作成日:2013年12月13日_記事番号:T00047564
台湾高速鉄路(高鉄)の車両に12日、オレンジ色の制服の客室乗務員に混ざって、見慣れない黒い制服に花がらのスカーフを巻いた女性乗務員が出現した。彼女はJR九州の客室乗務員で、高鉄との相互交流のために来台し実際に乗務体験を行った。日台双方のサービスを目にした乗客は「日本の乗務員はとても物腰が柔らかいが、台湾も負けていない」と評した。
入り口で乗客を迎える高鉄の邱さん(左2)とJR九州の須田さん(右3)(12日=中央社)
台湾高鉄の全長は345キロメートル、九州新幹線は290キロ、駅の数は台湾が8駅(2駅増設予定)、九州は12駅、乗務員数も高鉄が275人、九州が250人と経営規模が似通っていることもあり、双方は今回、乗務員のスキルアップによるサービス品質の向上を目的として相互交流の機会が設けた。
2週間の視察・実習のため、9日に来台したJR九州の女性客室乗務員5人は12日、台湾の女性乗務員とペアになって初めて高鉄に乗り込んだ。
高鉄側は日本語に堪能な5人を選抜しており、そのうちの1人、邱淑娟さん(33歳)はペアを組んだJR九州の乗務員、須田知美さん(28歳)に業務の説明を行った後、実際にカートを押して飲食物を販売したり、乗客からの質問に答えたりとサービスを行う現場を披露した。
その際、そばに付き添った須田さんも飲み物を手渡すなどのサポートを行い、高鉄のサービスを実体験した。
須田さんが「台湾の乗務員は親切で、その上、安全に関する訓練も行き届いている」と感想を語ると、邱さんも「JRの乗務員はとても気配りができる上、服装や髪型も清潔で礼儀正しい」と述べ、互いに讃え合った。
なお来年1月13日には、邱さんら5人の高鉄乗務員が九州を訪問して乗務体験を行う予定だ。
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