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中韓FTAは「原爆並みの衝撃」、韓国に完敗予想


ニュース その他分野 作成日:2013年12月13日_記事番号:T00047571

中韓FTAは「原爆並みの衝撃」、韓国に完敗予想

 中央大学経済学系の朱雲鵬教授は12日、中国と韓国の自由貿易協定(FTA)が来年締結、2015年に発効に至れば、台湾の輸出の主力、石油化学、紡織、工作機械、鉄鋼製品が深刻な打撃を受けると予測し、「衝撃は原子爆弾並みだ」と警告した。13日付経済日報が報じた。

 朱教授は、中韓FTA発効で、韓国の製造業FTAカバー率(貿易全体に占めるFTA発効対象国との貿易の割合)が62.56%(昨年36.5%)に上昇し、台湾(6.35%)の10倍になると指摘した。これで台湾の輸出は関税面で、韓国に完敗だと強調した。

 また、台湾が東南アジア諸国連合(ASEAN)市場でのシェアを縮小している一方、韓国はASEANとのFTA発効でシェアを拡大していると指摘。台湾にとって最も恐ろしい中韓FTA締結が近付いていることに、もっと関心を払うべきだと警鐘を鳴らした。