ニュース 電子 作成日:2013年12月13日_記事番号:T00047586
13日付蘋果日報が日刊工業新聞を基に報じたところによると、鴻海精密工業はスマートフォンやタブレット型パソコンで主流の狭額(ナローベゼル)の有機EL(OLED)パネルを開発し、2014年に量産技術を確立、15年に少量を生産し、16年に量産する計画だ。
鴻海の邢治平広報担当は報道に対し、特定の顧客についてはコメントできないが、有機ELは鴻海グループにとって中長期的に重要な研究開発(R&D)対象だと述べた。また、日本のR&Dセンターはチャレンジを重視しており、将来はグループの既存リソースを合わせることで、ボトルネックを突破したいと話した。
鴻海グループの液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の林振輝協理は、そうした計画は聞いたこともないが、有機EL技術は同社の目標の一つだと述べた。ただ、技術の研究開発や設備関連の投資は未定なため詳細は明かせないと話した。
報道によると、イノラックスの台南工場、竹南工場(苗栗県)で一部を量産し、研究開発は2工場の他、鴻海が竹南の半導体工場を改造して利用する。アップルが今後2~3年以内に有機ELパネルを採用するため鴻海は開発を急いでおり、当初は中国メーカーに供給する。画面解像度は当初の350ppiから後に450ppiに引き上げる計画だという。
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