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ASE高雄工場の違法排水、数億元の重罰も


ニュース 電子 作成日:2013年12月13日_記事番号:T00047587

ASE高雄工場の違法排水、数億元の重罰も

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が高雄K7工場から未処理の排水を後勁渓(高雄市楠梓区などを流れる全長21キロメートルの河川)に違法に垂れ流していた問題で、行政院環境保護署(環保署)の林左祥・環境督察総隊副総隊長は12日、高雄市政府とASEの不当利得の計算方法を検討した。林副総隊長は、過去のケースから試算すると、数億台湾元(1元=約3.5円)の重罰となる可能性があると述べた。13日付経済日報が報じた。


陳局長は、K7工場は操業停止命令の基準に達しているため、ASEは心の準備をしておく必要があると警告した(12日=中央社)

 高雄市政府環境保護局(環保局)の陳金徳局長は12日、ASEが当局に提出した書類と、10月1日のK7工場の測定器、排水口のデータを突き合わせたところ相違があったと語った。また、検査員が同日撮影したK7工場の測定器のモニター画面上の8~9月の排水データと、ASEが当局に提出した同期間のデータも異なったという。

 陳局長は、文書偽造の疑いがあると指摘。その上で、ASEは8月以前のデータを破棄したと述べているが、もし8月以降10月1日までの違反が確認されれば1日当たり罰金60万元として連続処分を科すと語った。