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彰化県の電気めっき工場違法排水、農地327ヘクタール汚染も


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年12月16日_記事番号:T00047606

彰化県の電気めっき工場違法排水、農地327ヘクタール汚染も

 彰化県の複数の電気めっき業者が毒性の強い廃水を農業用地に違法に排出していた問題で、行政院農業委員会(農委会)農糧署は14日、同県和美鎮の「東西三圳」および「番雅溝排」地域を中心に327ヘクタールの農地が汚染された可能性があるとの見方を示した。そのうち45.3ヘクタールの農地については、今年4〜9月の土壌調査で基準を超える重金属が検出されたことからすでに収穫した作物を廃棄し、耕作を停止している。残りの281.7ヘクタールについては1,410トンの米が収穫されており、今後流通経路を調査する方針だ。15日付蘋果日報などが報じた。

 なお農糧署は12日、和美鎮にある4カ所の備蓄米倉庫および2カ所の民間倉庫で、米やアスパラガスなど農作物のサンプルを採取検査を行っており、17日に結果を公表する予定だ。

 また同県環境保護局は、違法に排水管を埋設し、毒性が高い工場廃水を排出していた▽祥賀電鍍▽芸松企業▽蘇振輝工業▽膳旺工業社▽啓燿金属工業──の電気めっき業者5社に対し、18日に営業停止処分の通達を行う他、今後の賠償に備え検察に資産の差し押さえを要請すると表明した。