ニュース 食品 作成日:2013年12月16日_記事番号:T00047608
食用油大手の大統長基食品廠が、商品表示で「純度100%」などとうたいながら、安価な綿実油や着色剤の銅クロロフィルを混入させていた事件の裁判で彰化地方法院は16日午前、詐欺罪などで起訴された同社董事長の高振利被告に対し「食品衛生管理法」違反で懲役16年の判決を言い渡した。また同社に対しても5,000万台湾元(約1億7,000万円)の罰金判決を下した。中央社などが報じた。
高被告(左1)はインターネット上で「今年の10大悪人」のうちの1人に選ばれた(16日=中央社)
裁判で高被告は偽装表示を認めたものの、「商品は市場相場を下回る価格で販売しており、詐欺の意図はなかった」と主張した。しかし、検察は「被告の行為は重大で起訴後の態度も悪い」として懲役20年を求刑していた。
今回の裁判は台湾における食の安全に大きな影響を与えるとして注目を集めているが、判決を受けて高被告の弁護士は「これほど刑が重いのは、裁判官が社会の期待に迎合した疑いがある」と語り、「徹底的に争う」と控訴する意向を示した。
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