メモリー設計の鈺創科技（イートロン・テクノロジー）がこのほど発売したジェスチャー・コントロール・シングルチップは、スマートテレビ、ゲーム機、ノートパソコンに応用可能で、ウエアラブルデバイス（装着型端末）市場でも商機獲得を目指す。14日付経済日報が報じた。
イートロンのジェスチャー・コントロール・シングルチップは、ＣＭＯＳイメージセンサーを２個搭載した３Ｄ（３次元）集積化イメージセンサーモジュールを形成し、２つのレンズから同時に画像を取得して瞬時に奥行きのある画像を出力。さらにＵＳＢ3.0インターフェースを通じてメインマシンに転送する。また、赤外線やレーザー光線を必要とせず、環境光源のみで室内外で運用することができるというメリットもある。
同チップはすでに出荷を開始しているほか、現在も多くのメーカーと提携交渉を進めているという。またイスラエルや欧米、ロシアのソフトウエア業者と協力してスマートグラス（眼鏡型端末）などさらなる応用の可能性を追求する方針だ。
このほか同社はＵＳＢケーブルを通じて最大100ワット（W）の電力供給を可能にする電源コントローラＩＣの出荷を下半期に開始する。
